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第五話「それは望んだ世界なの?」①

夏コミお疲れ様でした!

来て下さった方々、
ご挨拶頂きましたサークル様方、
ありがとうございました!!

次は10月のリリマジ12ですね。
とりあえず申し込まなければ。

情けない話ですが、疲労困憊から数日前に高熱で倒れてしまいました・・・。
震えが来る程だったのに、一日寝通したら完全復活という。
何とも単純な身体ですね、まったく。
というか、もう若くないんだなと思い知らされた。
だいぶへこむ。

ということで『続きを読む』より、
魔法少女リリカルなのはNightmare
第五話「それは望んだ世界なの?」①
になります。




 ・・・・・・一体どれくらいの時間を眠り続けていたのだろうか。数週間、それとも数ヶ月? そう思わせるほどに、再び意識を取り戻した私の頭はぼんやりとしていた。開いた目も霞んで、自分のいる場所もよくわからない。
「?」
 とりあえず体を起こそうにも体が重くて起き上がれない。そこまで筋力が衰えるほど眠ってしまったのかと一瞬不安になったが、どうやらそうではないらしい。私は誰かにぎゅぅと抱き枕の如く抱きしめられているようだった。・・・・・・そんな状況になりえる『誰か』なんて、一人しかいないのだけれど。
 ・・・・・・あれ? えっと・・・。
「ぅん・・・。おはよう、なのは・・・。今日は早起きさんだね・・・」
 もぞもぞと動いていたら起こしてしまったらしい。体を起こしたフェイトちゃんは眠そうに目を擦っている。肌蹴たパジャマから覗くフェイトちゃんの胸が何だか凄く艶っぽく見えてしまい、つい視線を外しながら尋ねる。
「おはよう、フェイトちゃん。えっと・・・、昨日一緒に寝たんだっけ?」
 どうしてだろう。別段疑問を抱くようなことでも無いような気がするのに、何故か引っかかる。こんな状況になりえるはずが無いと、そんな思いが頭をよぎる。
「もぅ、何言ってるの? いつも一緒に寝てるじゃない」
 お寝惚けさん、と鼻を突付かれる。
 ・・・・・・そう、だよね。いつも一緒に寝てるんだよね。私ってば一体、何を言っているのだろう。きっと悪い夢を見ていたんだ。その夢が強烈過ぎて、私の頭はまだ混乱しているに違いない。
 ・・・・・・夢? じゃあ、その夢って何だっけ?
「ダメだよ、なのは」
 そっと、フェイトちゃんの胸に誘われ、頭を抱かれる。
「なのは、難しいこと考えてる顔してる。そんなこと、考えなくてもいいんだよ」
 彼女の優しい囁きは、私の中の不安を和らげてくれる。
「思い出さなきゃいけないことは、いつか思い出せるから。今は、無理しちゃだめ」
 ・・・・・・やっぱりフェイトちゃんには隠し事は出来ないなぁ。
「ありがとう、フェイトちゃん」
 それでも体のだるさは否めない。一体どうしたんだろう。
「大丈夫? 具合が悪いなら今日は学校休んだ方が・・・・・・」
「ううん、行くよ」
 フェイトちゃんに心配を掛けまいと、私は元気良く立ち上がる。
 頭が霞掛かったようにぼんやりしているのも、体がだるいのも、きっと寝すぎたせいだろう。いずれは治る。
 フェイトちゃんの言うとおり、忘れていることもいつかは思い出せる。考えるべきことは、その時に考えることにしよう。そう決めると、何故か少し頭の中がスッキリとしたのだった。
「じゃあ私がなのはの悪い夢、全部吸い取ってあげる」
「え?」
 ふいに、鎖骨に柔らかい感触。
「ひゃんっ! ふぇ、フェイトちゃん!? だ、ダメだよ。そんなに吸ったら、痕が残っちゃうよう・・・」
(大丈夫だよ。今日は体育も無いし、誰にもばれないよ)
 なるほど、念話はこういう時に便利だな・・・・・・なんて考えてる場合か。
「そ、そういう問題じゃないよー」
 焦る私に気を良くしたのか、フェイトちゃんは更に力を強める。私は彼女の腕の中でじたばたともがくことしか出来ず、諦めてされるがままになった。
「ごちそうさま、なのは」
 今のフェイトちゃんにはご満悦、という表現がぴったりだ。
「うぅ・・・、フェイトちゃんのえっち」
 よよ・・・と、涙を流す振りをしながらも、やはり疑問は頭を過ぎる。フェイトちゃんはこんなに積極的な子だっただろうか、と。
 でも、それに答えを出す必要があるだろうか。
 今、フェイトちゃんは不安な私を抱きしめてくれて、私の鎖骨に痕が残るほどの熱烈な口付けをしてくれて、私にとびきりの笑顔を見せてくれている。
 それでいいじゃないか。
 それ以上、何を求める?
 フェイトちゃんは、私の目の前にいる。
 その事実だけで、十分だ。
 彼女の笑顔の前では、頭の中に浮かぶ全ての疑問が、無意味なものに思える。
 フェイトちゃんと一緒にいられれば、それでいい。
 私の願いは、それ一つだけ。




  第五話 それは望んだ世界なの?


「二人とも、お弁当持った? 忘れ物は無い?」
 玄関先まで見送りに来たリンディさんに笑顔で、大丈夫ですと答える。いつもの、朝のやりとり。
「「いってきます」」
「はい、気をつけてね」
 二人で手を繋いで家を出る。
 何だかちょっと恥ずかしい気もしたが、これもいつものこと。気にすることはない。
 眼が覚めてから時間が経つにつれて、混乱していた頭も少しずつ、元に戻り始めていた。
 現在私、高町なのははハラオウン家でリンディさん、クライドさん、エイミィさん、クロノ君、アルフさん、そしてフェイトちゃんと一緒に暮らしている。
 理由はわからないけれど、どういう経緯でこうなったのかとか、それよりも以前、私はどうしていたのかを考えると、酷い頭痛に襲われて上手く思い出すことが出来なかった。
 またフェイトちゃんに心配を掛けてもいけないので、深くは考えないことにした。
 思い出せないくらいの過去だ。きっと私にとって、そんなに良いものではないのだろう。
「おはよう、アリサ、すずか」
 フェイトちゃんが手を振る先では親友が二人こちらに向かって手を振ってくれている。
 何故か、彼女たちに謝らなければいけない衝動に駆られたが、笑顔の二人に、そうか別にケンカなんてしてないよね、と思い至る。
「今日は遅かったじゃない。また寝坊?」
「また、って私寝坊なんてしないってば」
 アリサちゃんの中でフェイトちゃんは朝に弱いイメージらしい。どちらかと言えば私の方が弱くて、いつもフェイトちゃんに起こしてもらっているのに。
「アリサちゃん、自分が朝弱いからって、フェイトちゃんまで引き込もうとしちゃダメだよ」
 すずかがくすくすと笑いながらネタばらしすると、アリサが瞬間的に茹であがる。
「す、すずかっ! 余計なことは言わなくていいのっ!」
「あー。アリサは弱そうだものね」
「悪かったわねっ」
 都合の悪くなったアリサはぷいと横を向いてしまう。
 肩を揺らすすずかとフェイトの横で、なのはの視線はある一点を捉えて動かない。
「どうしたの、なのはちゃん?」
「えっ? ううん、何でもないよ・・・」
 慌てて、その視線を逸らす。
 視線の先にあったのは、しっかりと繋がれたアリサとすずかの手と手。アリサがフェイトをからかっている時も、その後に拗ねても、繋がれたまま離れることは無い。
 ・・・・・・まただ。どうしてだろう。アリサちゃんはこういうことを恥ずかしがるような気がしていたんだけど。また、私の思い違いなんだろうか。
 そして、それ以上に。
 いつもの朝の光景なのに、これで全てが揃っているはずなのに。何かが、何かが決定的に足りないような気がする。それが何なのか、がどうしても思い出せない。いや、そもそもそんな「何か」は本当にあるのだろうか。談笑をしている三人を見てもそんな素振りは一切無い。やはり・・・・・・これも私の勘違いなんだろう。
 ・・・でも。・・・・・・でも。
 定刻通りバスがやってくると、私はいよいよそわそわし始めた。
「どうしたの、なのは?」
「えっと・・・・・・まだ来てないんだけど、どうしたのかな?」
「なのは、バスならもう来てるよ」
「そうじゃなくて・・・」
「誰か、人を待ってるの?」
 すずかちゃんの助け舟に私はこくこくと頷く。
「いつもの子たちは大体いると思うんだけど・・・。誰?」
「・・・・・・え? あれ? ・・・・・・誰だろう」
「はぁ?」
 アリサとすずかは顔を見合わせて怪訝な表情を見せている。
 何でいきなりこんなことを口走ったのか、自分でもよくわからない。
 でも、本当に誰かいなかっただろうか。このバスに乗るべき『誰か』が。
「ごめん、今日のなのは、朝からずっとこの調子なんだ」
 フェイトが朝からの事情を説明すると、二人の表情が不安に曇る。
「なのはちゃん、大丈夫?」
「あんた、何かに取り憑かれてんじゃないの?」
「そう・・・・・・なのかも。・・・・・・どうしよう」
 スクールバスの扉が開き、次々と子供が吸い込まれていく。
「大丈夫。なのはは私がちゃんと守るから!」
 声高らかに、フェイトちゃん宣誓。バスに乗り込もうとしていた子たちが何事かとこちらを振り返る。
「えと、フェイトちゃん。とっても嬉しいんだけど、ちょっと恥ずかしいかな」
「うん、ごめん・・・」
 周りの視線に気付き、真っ赤になって俯くフェイトの頭をよしよし、と撫でる。
「いこ、すずか。乗り遅れるわ」
「うん」
 こんな人たちと私たちは無関係ですよ、と言わんばかりに二人はそそくさとバスに乗り込んでいった。
「ちょっ・・・、酷いよアリサ!」
 アリサちゃん、きっと他人の振りをしたいんだろうなぁ・・・。フェイトちゃんの天然っぷりを忌々しく思っているに違いない。
 とはいえ、いつからか指定席になっているバスの最後列。五人掛けの席に仲良く四人で並ぶ。残った一席は鞄置き。・・・・・・鞄置き?
「あんたたちなんか歩いてくればいいんだわ!」
 どんなに悪態をついても結局はいつもの場所に収まる。一番、落ち着ける場所だから。
 アリサの吐き捨てた台詞と共に、バスは学校へ向かって走り出した。


「何よなのは。さっきから人のことジロジロと。何か付いてる?」
 バスに揺られながら会話をしていても、どうしても気になってしまって、ちらちらと見てはいたのだが、とうとう気が付かれてしまった。
「えと、今日は二人とも、とっても仲良しさんだなぁと思って」
 首を傾げる二人に、なのははその手元を指差す。バスに乗ってもなお、離れようとしない二人の手。二人が仲良くしているのはとても嬉しいことだけど、一体、何があったのだろう。
 アリサは照れて答えようとせずに、それに代わってすずかが嬉しそうに理由を話し出すのだと思っていた。でも、予想に反して二人は怪訝そうな表情を崩さず、更に私の疑問に答えてくれたのはアリサの方だった。
「別に恋人どうしだもの。手くらい繋ぐわよ」
 あまりに恥ずかしげも無く、ぶっきらぼうに答えるので、何だか凄くばかなことを聞いてしまった気がして逆に恥ずかしくなってしまう。
「そっか・・・。そうだよね・・・・・・って、えぇっ!?」
 つい素っ頓狂な声を上げてしまい、またバス内の注目を集めてしまった。
 自分は仕方ないにしても、他の三人にまで恥をかかせてしまったのはかなり反省。
 注目が霧散するのを待って、アリサちゃんに思い切り睨まれてしまう。
「ホントに何なのよ、今日のアンタはっ!」
 それでも声の調子は若干抑え目だ。その代わりに頬をぎゅぅと摘まれる。
「なのはちゃん、本当に大丈夫?」
 家を出るときには自然に記憶が戻るから大丈夫だと高を括っていたが、どうやらこのままではちょっとまずそうだ。
「えと・・・、大丈夫じゃないれふ。色々ほ教へへくらはい」
 すずかちゃんがアリサちゃんに目配せすると、摘まれた頬が解放された。うぅ、ヒリヒリする・・・。
 フェイトちゃんが片頬をそっとさすってくれる。ひんやりとした掌がとても心地よい。
「私たち、なのはちゃんがどこまで忘れちゃってるのかわからないから、なのはちゃんの方から質問してもらってもいいかな?」
 頷く私に、「答えられるかどうかは質問次第だけどね」とアリサちゃんが釘を刺す。どちらかといえば私よりも、すずかちゃんに対してだと思うけど。
「えっと、二人はいつから・・・・・・付き合ってるのかな?」
 その二人は揃って目を丸くする。全面的に私が悪いんだけど、最初からこれでは二人は終始驚き通しになってしまう。
「三ヶ月くらい前、かな」
「そんなに・・・・・・前から?」
 今度は私が目を丸くする番だった。・・・・・・どうしてそんな重要な事を忘れているんだろう。
「・・・・・・なのはちゃんのおかげなんだよ?」
「・・・・・・私?」
 今は、何も思い当たる節が無い。というよりも、思い出すべき記憶が、すっぽりと抜け落ちている感覚。
 窓を流れる景色がゆっくりと減速していく。聖祥小学校まで、あと少し。
「なのはちゃんがフェイトちゃんにあんな素敵な告白してくれたから、私も勇気が出たんだよ」
「えっ・・・」
 ・・・・・・今、何と? 頭の中ですずかちゃんの言葉をゆっくりと再生する。
 こくはく? あんなすてきな? なのはちゃんが、ふぇいとちゃんに?
 ぷしゅー、とバスの扉が開く。
『聖祥小学校前ー。忘れ物ないように、気をつけてくださーい』
 運転手の声に、生徒たちが足早にバスを飛び降りて行く。
「どうしたの、なのはちゃん?」
 フリーズする私の顔を三人が何事かと覗き込む。
「私が? ・・・・・・フェイトちゃんに?」
 私の言葉に、三人も固まる。
「あんたまさか・・・・・・それも、覚えてないの?」
 流石にそこまで酷いとは思っていなかったのだろう。だからといってアリサちゃんがどうしてそこまでたじろぐのか。すずかちゃんも。
 しかし、その答えは振り向いた先に。
「なのは、ひどい・・・・・・ひどいよ・・・」
 潤む深紅の瞳に、私は焦る。
「え? ・・・・・・ふぇ、フェイトちゃん?」
「なのはの・・・」
 ただ悲しみだけを携えていたその顔に、怒りが生まれる。
「ばかーっ!!」
 頬の一つも張られそうな勢いだったが、フェイトちゃんに罵られるのはそれ以上のショックで、一瞬で頭が真っ白になった。
「なのはちゃん!」
「何やってんの、早く追いなさいよっ!!」
 二人の言葉にハッと我に返る。見ると、フェイトちゃんはもうバスの外に。
「ま、待ってっ、フェイトちゃん!」
 フェイトちゃんの分の鞄も持って、急いでその後を追う。
「うわっ!」
 勢い良くバスを飛び出したまではよかったが、勢い余って前を歩く人に突っ込んでしまった。押し倒すまではいかなかったが、その人が落とした鞄は中身を景気良くばら撒いた。
「ご、ごめん、八神さん!」
慌てて教科書やらノートやらをかき集めて、汚れを払う。
「ええよ、気にせんで。それより高町さん、急いでたんとちゃうの?」
「そうだった! ごめんねっ!」
 背中で「こっちこそごめんなー」と声がした。頭のどこかで、何かが引っかかった気がしたが、今はそれどころじゃない。
 ばたばたとスカートをなびかせながら全力で走っても、フェイトちゃんとの距離は縮まるどころか広がるばかり。だって、地の身体能力でフェイトちゃんに叶うはずが無い。それでも追わないわけにはいかない。
 そうだ、思い出した。
 学校祭のあの日。後夜祭でフェイトちゃんの「好きな人がいる」という発言に焦った私は、公衆の面前であるにも関わらず大立ち回りをやらかしたのだ。


「ちゃんとこの気持ちを、伝えようと思ってます」
 スポットライトに照らされた、フェイトちゃんの強い意志の籠もった決意に、会場からは「おぉ~」とどよめきが起こる。私はそれを切り裂くように勢い良く立ち上がった。
「待ってっ!」
 突然の出来事に、会場は一瞬静まりかえった後、何事かとざわめき始める。私は構わず続けた。感情に任せて、大声で。
「・・・・・・フェイトちゃん! 私っ、フェイトちゃんのことが好き! フェイトちゃんは誰にも渡さない!!」
 今思い出しても、顔から火が出そうになる。何であの時の私はあんなことが出来たんだろう・・・。多分、焦ってた。フェイトちゃんと両想いだって自負はあったけど、もしフェイトちゃんの「気持ちを伝えたい相手」が自分じゃなかったら・・・、そう考えたらつい頭に血がのぼって・・・。中々酷いな、私の独占欲も。
 あちこちから黄色い歓声が上がり、やがて皆この展開がどういう結末を迎えるのか固唾を呑んで見守る。
 一番緊張していたのは、私だけど。
 しかしフェイトちゃんはといえば、固まったまま動かない。
 どうなんだ、どうなるんだ、と会場は静かにしかし確実にヒートアップしている。
 すると、フェイトちゃんは突然目に涙を浮かべて、ひっく、ひっくと啜り泣き始めた。
 会場全体に動揺と緊張が奔る。どっちだ、どっちなんだその涙は。
「なのはっ・・・、私っ、私もっ・・・・・・ひっく、なのはが・・・・・・大好きっ!!」
 体育館がひっくり返るのではないかと思うほどの歓声と悲鳴と怒号。
 その瞬間、二人は聖祥小学校で一番有名な二人になった。


 ・・・・・・確かに。馴れ初めを忘れたなんて、誰だって怒る。当然だ。
 我ながらどれだけ最低なんだ、私。謝ってもしばらく許してくれないだろうなぁ、フェイトちゃん。
 あぁ・・・。朝から何て散々な目に遭っているんだろう。これでは今日一日ろくなことが無さそうだ。
 ―――それでも。
 不思議とこの憂鬱、嫌じゃない。
 寧ろ、楽しいくらい。
 日々というのは、こんなにも楽しいものだっただろうか。
 自然と笑みが零れる。こんな顔で謝ったら、更に機嫌を損ねてしまうかもしれない。でも、そんな怒ったフェイトちゃんもとても可愛いからそれはそれでありかも。
 何だかとても、満たされている感じがする。心の奥が、とても暖かい。
 もしかしたらこれが『幸せ』ということなのかもしれない。
 ・・・・・・いや、無粋なことを考えるのはよそう。今は目の前を走るフェイトちゃんに機嫌を直してもらうことの方が先決だ。
 冬の海鳴の朝の風は少し頬に痛いけど、その同じ痛みをフェイトちゃんも感じているんだと思うと、それすらも、何だかとても嬉しかった。




(第五話 ② に続く)


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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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高町屋

Author:高町屋
高町屋は「魔法少女リリカルなのは」の二次創作を行う創作集団です。【Since 2008.11】

↓↓↓リリカルなのはの二次創作、同人活動をしている方、マイミク/マイピク募集中です。お気軽にどうぞ♪mixi pixiv Dolce

≪MEMBER≫
高町きよ:高町屋代表。企画・二次原案担当。とにかく筆が遅い。ふと気が付くと、脳内ではなのはとフェイトがいちゃいちゃしている。

木村由宇:高町屋絵師。HP管理人。振り回される方。苦労人。気が付けば一番精力的。どんなに忙しくても締め切りはちゃんと守る。見習え、代表。

幼専士タチバナ:真性のロリコン。ここ最近の高町屋の影の功労者。事務能力皆無の代表をサポートすべく、イベント参加率は絵師より高いかも。

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