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リリカルプリキュア 第四話

夏コミ、受かってました。
三日目が月曜日とか本当に勘弁して欲しい。

同期が少しずつ結婚していきます。
本気で純粋な気持ちを持って尊敬します。

更新一ヶ月も間を開けてごめんなさい。

それでは「続きを読む」より

第四話 心をひとつに! 新たなる力なの!!

です。



 ・・・・・・また、来てしまった。
 この数日間は家よりもここで過ごす時間の方が圧倒的に多かった。
 図々しいけれど、もう一つの我が家と思えてしまうくらいの居心地の良さを感じていたのも事実。
 自然と、足が向いてしまったのだ。
 そのことをバカにしたり、迷惑がったりする人は多分ここにはいない。・・・・・・きっと、彼女も。
 そう。私は彼女のことを迎えに来たんだ。一緒に登校するために。
 なのに私は門の前で立ち尽くし、次の一歩を踏み出せないまま、そっと陰から敷地の中を覗いたりしている。
「「あ」」
 互いにばっちり目が合ってしまい、声が重なる。
「フェイトさん、おはようございます!!」
 スバルの有り余る元気に圧倒されながら「お、おはよう」と返す。
 昨日までと同じように『フェイ姉』でいいのに、そう呼ばないのはきっと、
「この週末は色々とありがとうございました」
 そう言って頭を下げるティアナに注意されたのかも知れない。
「ううん、むしろ何の役にも立たなくてごめんね・・・」
 まだ小学生なのに、私よりもしっかりしているんじゃないだろうか。
「なの姉ですよね」
「あ、別にそんな・・・」
 わざわざ呼んでくれなくても・・・、と言おうとするももはや手遅れ。
「なの姉ー!! フェイトさん来たよー!! 痛ったぁ!」
 その後頭部を思い切りはたくティアナ。
「朝からうっさい! ばかスバル!!」
「いきなり何すんのティア・・・」
 叩かれた理由がわからず不満げなスバル。
「余計な事してすみません。ほら行くわよスバル!」
「ちょっ・・・、何なのもぉー!」
 そのままスバルはティアナに引きずられていった。
 ・・・・・・ティアナは良く気が付く子だ。
 でもつまるところそれは、私が何を考えているか大体知られているということなのだと気付く。
「どうしたの、顔真っ赤だよ?」
 現れた待ち人に、何でもない、と首を横に振って応える。
 いつもより早めに家を出たから、とか。自然と足が向いた、とか。一緒に登校したいから、とか。
 色々と自分に言い訳をしてみたけれど、結局のところは。

 どうしてだろう。無性に―――

「おはよう、フェイトちゃん」

 ―――この声が、聞きたかったんだ。




  第四話 心を一つに 新しい力なの!


 昨日はありがとう、ううんこちらこそ、なんて簡単なやりとりだけで、会話は終わってしまう。
 うまく話が続かない微妙な雰囲気は変わらないけれど、以前みたいな重苦しい沈黙じゃない。とはいえ、その重苦しさは私が彼女に一方的に向けていた負の感情が原因だったのだけれど。
 二人並んで黙々と歩いていると、自然と視線が上へと向く。
 薄い桃色を携えて並び立つ木々は言葉を失うくらいに綺麗で、風に舞う花びらの儚さにも心を奪われてしまう。
「フェイトちゃん、桜は初めて?」
「そっか、これさくらって言うんだね」
 異世界人であることを疑われないために誰にも聞けずにいた疑問が一つ解けた。
「綺麗だよね。なの・・・、高町さんのプリキュアの色とも一緒」
 ・・・・・・ああもう私の意気地無し。
「そ、そうだね・・・」
 何故かお互いに頬を染めながら、再び会話が無くなる。今度は非常に気まずい。
 通学路の途中でアリサたちと合流したのだけれど、アリサが何度も不審そうな表情でこちらを何度も伺っている。
「どうしたの、アリサちゃん」
 高町さんのその言葉を待っていたのか、アリサは私たちの前に立ちはだかる。
 私たち二人の顔を交互に覗きながら「ふぅん・・・」と不穏な表情を浮かべている。
「・・・・・・詳しく話を聞かせてもらいましょうか」
「え、何の?」
 私たちは、揃って首を捻る。
「アンタたちの距離が先週より近い!」
 びしっと指を差して言われ、私たちは反射的にちょっとだけ距離を取る。
「そういうこと言ってんじゃないわよ・・・」
 アリサが呆れ気味に言うと、すずかがフォローに入る。
「二人がとっても仲良しっぽくなったなー、って」
 私たちは驚いて顔を見合わせる。
 付き合いが長いとそんなことまで一瞬でわかるのだろうか。
 隠しても返って突かれそうなので、私たちはこの週末にあったことを差し支え無い程度に話した。
 もちろんプリキュアの部分だけは取り除いて。
「・・・・・・本当にそれだけ?」
 疑いの眼差しにドキリとする。「そうだよ」と答えるなのはに続いて慌てて頷く。
「絶対それだけじゃない気がするのよねー」
 まぁ確かに、お互いの家に交換で泊まっただけで、私たち自身の交流があったわけじゃないから疑いたくなる気持ちはわかる。
 でも彼女の暮らす環境に身を置くことで、彼女自身から聞くよりも多くの情報が得られたように思う。実際この数日で、高町さんへの印象はだいぶ変わったわけだし。
「そうでなきゃ呼び方が『テスタロッサさん』から『フェイトちゃん☆』に変わらないと思うわけよ」
 アリサの微妙な声真似に軽くイラッとする。
「本当にそれだけだってばー。ね、フェイトちゃん?」
「うん、そうだね・・・」
 その話題はそこで打ち切られ、高町さんはすずかと話し始める。
 すると今度は何故か私だけがアリサの視線に晒されるはめに。
「・・・・・・何?」
「アンタって、意外と不器用なのね」
 顔が紅潮していくのが自分でもわかったけれど、何も言い返せない自分が悔しい。


  ◇

 放課後。リンディに連れてきてもらい、私は再び時の庭園へと来ていた。
「なのはおかえり!」
 駆けてきた勢いのままに私の懐に飛びこんでくるアリシアちゃんのツインテールがふわりと揺れる。フェイトちゃんのお姉ちゃん、かわいい。
 ・・・・・・ただいま、は違うかな?
「なのは、ただいまは?」
 そんな思いを払拭するどころか「帰ってきたらちゃんとただいま言わないとだめなんだよ?」と追い討ちを掛けてくる。
「ただいま、アリシアちゃん」
 おかえりー! とまたぎゅうと抱きしめてくるアリシアちゃんを引っ付けたまま、私はリニスさんのところを目指す。
「そう言えばフェイトは?」
「友達とちょっとお話ししてから帰るって。フェイトちゃん、人気だから」
 本当のところは、アリサちゃんとすずかちゃんに足止めをお願いしていたのだけれど。
 アリシアちゃんは特に疑うこともなく、ふぅん・・・、とだけ呟く。

「ちょ・・・、なのは、私の話何も聞いてなかったの!?」
 リニスさんに用件を話すと、リンディが驚いて声を上げる。
「ごめん、あの時はショックと疲れで全然頭に入ってこなくて・・・」
 リンディと初めて会ったその次の日に、彼女が説明してくれた諸々のことが今になってようやく気になり出していた。
 心が落ち着きを取り戻して、そういう事情を受け入れられるだけの余裕が出来たということなのかも知れなかった。
「こっちから一方的に情報を流すよりも、なのはから気になってることを質問してもらった方がいいかもしれませんね」
 リニスさんの提案に意表を突かれ、しばし逡巡してからとりあえず思いついたことを口に出す。
「ここの人たちは、どういう人たちと戦ってるんですか?」
 言い終えてから、しまった、と思う。一番聞きたかったことはそれじゃないのに。
「人、という表現が正しいのかどうか、判断に迷うところですが・・・」
 とはいえ、気になっていることではある。
 クアットロ、チンク、という名の少女達。そして彼女たちによって生み出される不可解な暗黒の生物。
 彼女たちは何者なのか、目的は一体何なのか。
「私たちが・・・・・・いえ、貴女たちが戦っているのは、人が持っている『欲望』という概念です」
「・・・・・・えーっと?」
 首を捻る私に、リニスさんが懇切丁寧に説明してくれる。
 人の持つ欲望を増幅させ、暴走させる。そういう存在が私たちプリキュアが倒すべき諸悪の根源、その名を『ディザイア』と言うらしい。
 実体らしき実体も無く、あえて具現化させるのなら、私たちがいつも戦っているあのどす黒い化物みたいなものらしい。とはいえ、親玉らしくとてつもなく巨大なようだけれど。
「ディザイアは先代のプリキュアによって倒された・・・・・・はずでした」
 しかし悪を討ち滅ぼせば必然的に消えるはずのプリキュアの力が、消えることはなかった。
 消えない力は、悪の健在の証明。
 そこからディザイアの捜索が必死に行われたが、身を隠す実体のないものを探すことなどを雲を掴むような話だった。
「結局奴は復活のための依り代を見つけてしまったの・・・」
 リンディはそう言って無念そうに俯き、リニスさんは続ける。
「その者こそが貴女たちが討ち倒すべき相手。・・・・・・ジェイル・スカリエッティです」
 その名を心の内で一度、復唱する。
「元々非常に優秀な科学者だったのですが、知的欲求が強すぎるあまり倫理観に欠けるところがあって、そういうところをディザイアに狙われたのかもしれません」
 その身を完全に乗っ取られてしまったのか、自我を保ったままその力だけを奪いディザイアを呑み込んでしまったのか。どちらであるのかは彼が元々持ち合わせている狂気のために判断がつかないのだという。
「彼との戦いに敗れ、私たちの故郷であるミッドチルダは壊滅的な打撃を受けました」
 さらに悪いことに、その戦いにおいて先代のプリキュアはその力を失ってしまったのだという。
「もはや対抗の術を持たない私たちは情けない話ですが、こうして時の庭園で逃げ出し反撃の機会を待ちながら現在に至っています」
 故郷を見捨てて逃げなければならない後ろめたさと悔しさ。新たな伝説の戦士たりえる者を探し続けることしか出来ないもどかしさと力無き己への怒り。
 どれ一つとして、私に想像の及ぶ範囲ではない。
「あの子たちは・・・」
 私たちに敵対する少女達がそんな狂科学者に付き従う理由がわからない。
 洗脳でもされているのかと思っていたら、予想よりも衝撃的な答えが返ってきた。
「彼女たちは、彼によって作り出された人工生命体。創造主の思い通りに動く生体兵器です」
 彼女たちが人ではない、ということに少なからずショックを受けた。
 見た目は完全に人間だし、それらしい感情も持ち合わせているように感じられた。
 それらも全て『そう見える』ように作られたものだというのだろうか。
「クアットロ、チンクを含め5名の存在を確認していますが、それで全員ではないでしょう」
 チンクと同等かそれ以上の戦闘力を持った者が複数名いるとするならば、情けない話だけれど、こちらの戦力で対抗出来るかはかなり微妙だ。
「彼女たちにはプレシア達もだいぶ手を焼いて―――」
「―――あ、そのことで昨日聞きそびれたんですけど」
 リニスさんの言葉を遮って、今日一番聞きたかった質問を挟む。
「先代のプリキュアって、プレシアさんともう一人って・・・・・・私に関係のある人なんですか?」
「えぇっ!?」
 リンディとリニスさんが驚いて顔を見合わせている。
「それも聞いてなかったの!?」
 ごめんなさい、と項垂れる私に「関係あるも何も・・・」とリニスさんが続けた言葉に、頭が真っ白になった。

「―――高町桃子。貴女のお母さんですよ」


  ◇

「えっと、高町さんは?」
 一緒に帰ろうという誘いに、高町さんも一緒なんだろうなとほいほい着いていったら、その姿が無い。
「フェイトちゃんとお話しがあるからって、先に帰ってもらったの」
「まぁ、追っ払ったってことだけどね!」
 しまった! という表情までばっちりと見られ、アリサが不敵な笑みを浮かべる。
「あの子を問い詰めるよりも、あんたから聞いた方が早そうだし」
 あの子口固いし、とアリサ。
「で? 何があったの?」
「あ、朝話した通りだよ!」
「それってきっとアンタがあの子にした『頼み事』ってのと関係あるんでしょうね」
「・・・・・・ノーコメントで」
「なのはのことだから引き受けたんでしょうけど、あの様子じゃアンタが無理強いしたわけじゃないみたいだし、何だかんだで上手くまとまったんでしょうね」
「・・・・・・ノーコメントで」
 ジッと見つめられて、何も答えるつもりはない、と首を横に振る。
 すると諦めてくれたのか、アリサは呆れ気味の溜息を一つ。
「転校してきて一週間も経ってないってのに、もう二人だけの秘密、か。何だか妬けるわね」
 そうだね、と微笑むすずか。
「覚悟なさい! 何が何でも暴いて見せるんだからっ!!」
「フェイトちゃん。今のは、何かあったらいつでも相談に乗るからね、っていう意味だから」
「すずか!! どうすりゃそんな曲解に行き着くのよっ!!」
「ありがとうアリサ、すずか」
「あぁもぉ!! 違うから! 私そんな良い奴じゃないから! 勘違いしないでっ! 秘密を話すまでこれから毎日ねちねち付きまとってやるんだからねっ!」
 そう捨て台詞を残して去っていく背中がちょっとだけ清々しく見えた。


  ◇

 夕餉の席着いてなお、私は完全に上の空だった。
 まさか私に肉親がいるなんて、思ってもみなかった。
 最初にくる感情は単純に「驚いた」で、次に来るのはディザイア側に捕えられているらしいから大丈夫なのだろうかという「心配」だ。
 驚いたで言えば、思っていた以上に「嬉しい」の感情が起こらない自分自身に驚いている。いや、これは戸惑っているという方がしっかりくるかもしれない。
 双方に壊滅的な被害を出した争乱の中で私だけを逃がした家族は、別れの際に何を思ったのか。
 ただ、私の身の無事を祈ったのか。いつか助けに来てくれとの願いを込めたのか。
 プリキュアの使命を帯びた以上、囚われの家族はいずれ助けに行くことになるだろう。
 ただ、私はその時どういう立ち位置にいるのだろう。プリキュアの使命として、なのか。はたまた家族だから、なのか。
 考えても答えが出るはずもなく、何だか胸がざわつくので、とりあえず考えるのをやめる。
 そう言えばフェイトちゃんたちのお母さんのプレシアさんがいないのはどうしてなのか、聞きそびれていた。
 色々中途半端なままで、結局自分の事ばかりだったことにようやく気付き、自己嫌悪。
 そんな私を現実に引き戻したのは、私の頬に触れる幼い手のひらだった。
「まま」
「どうしたのヴィヴィオ?」
「んー!! まーま!」
 よくわからないまま同じやりとりを数度くり返し、私は首を傾げる。
「あー、ひょっとして・・・」
 心当たりがあるらしいギンガに視線を向ける。
「フェイトさんのことかも。ヴィヴィオ、姉さんがいない間、フェイトさんのことママって呼んでたから」
「そうなの、ヴィヴィオ?」
「へいとまま!」
 どうやら、そういうことらしい。
 何だろう。・・・・・・ちょっとむかむかする。
 フェイトちゃんはヴィヴィオのお世話をしてくれてたんだし、感謝しなくちゃいけないのに。
 これはひょっとして嫉妬だったりするんだろうか。
「なの姉とフェイ姉、夫婦みたいだね・・・・・・痛ったぁ!」
「あんたはとりあえず黙ってなさい」
 しかしスバルは止まらない。
「なの姉、フェイ姉また連れてきてよ!」
「あんたはまたぁ! 馴れ馴れしいのよ、失礼でしょ!」
「だって、今日の朝『フェイトさん』って呼んだらちょっと寂しそうだったもん!」
「はぁ!? フェイトさんが良い人だからって調子乗りすぎ!」
「ティアは頭固すぎ!」
 いつもよりちょっと白熱気味な二人の間に割ってはいる。
「こぉら。喧嘩しないの」
 すると二人から熱気が消え、ぽかんとしている。
「何、どうしたの?」
「いや、全く同じ台詞をフェイトさんに言われたなぁって・・・」
 スバルも頷いている。
「えっ、そうなんだ・・・」
 完全に毒気を抜かれたのかいつもの夕食に戻る。
「あ、なの姉、フェイ姉のことお願いね!」
 ティアナが睨みつけるが、スバルの気付かない振りに呆れ気味に溜息をもらす。
「ヴィヴィオも会いたがってるんだし! ね、ヴィヴィオ?」
「へいとまま!」
「うん、そうだね・・・」

 今の私には、目の前にいるこの子達こそが家族。
 ずっとそう信じてきたことが揺らいでいくようで、心が落ち着かない。


  ◆

 カプセルの中で眠る少女を前に、ウーノは淡々と作業を進めていく。
 最終チェックが終わり、カプセルが開くと少女は平然と体を起こし、差し出された眼鏡を受け取った。
「状態はどう?」
「問題ありませんわ、姉様。すぐにでも出ます」
 眼鏡を掛けながらの言葉に感情の波は無いものの、瞳の奥には激情が渦巻いている。
 妹がリベンジに向かうことも、それを止めたところで意味が無いこともわかっていたウーノは蒼の宝石を差し出す。
「ふぅん、今回は『フルパワー』なんだ」
 それを受け取った妹の呟きに、姉は驚き息を呑む。
「クアットロ、貴女・・・」
「気付いてないとでも思ったんですか、姉様」
 冷淡な声に嘲笑と侮蔑を感じてしまうのは妹への罪悪感故か。
「・・・・・・姉様、しっかりしてくださいまし」
 動揺する姉とは対照的に、妹は冷静だ。
「貴女がドクターに不信を抱けば、他の姉妹にも影響が出ます」
 『そのように』設定されているからか、ドクターと同じくらいに長姉に向けられる信頼は厚く、姉妹の絆は強い。
 それゆえに長姉の考えはそのまま組織の軋轢へと繋がりかねない。それはウーノの望むところではない。
 加えて、ドクターは自分たちの創造主でもあり、有事の際の最終的な拠所は彼しかいないのだ。
 ドクターへの絶対的な信頼は、妹たちを守ることと同義であることを諭されたのだと気付く。
 我に返った時、既に妹の姿は無く、ウーノ誰にともなく呟く。
「・・・・・・ありがとう。気を付けて、クアットロ」


  ◇

 あれだけ満開だった桜が散ってしまった頃、時の庭園にてミーティングが開かれていた。
「妙です」
 リニスが妙、と言ったのはプリキュアが二人になった時以降、ディザイア側からの襲撃が一切無かったことだ。
 まだ戦闘に不慣れな私たちにとってはありがたくもあったのだけれど、こちら側の戦力が増えたこと、それによりあちら側の戦力の一人が戦闘不能に陥ったことを考えれば何もないことの方が異常と言える状況に思える。理由を考えたところで憶測の域を出ないものばかり。
「とはいえ、これは好機です。今のうちに・・・」
 ・・・・・・というか、そんなことよりもっ!
「ごめん、ちょっと待って!!」
「どうかしましたか、フェイト?」
 リニスもこの状況に特に違和感を抱いていないらしい。
「それなに!?」
 指を差された先、アリシアと高町さんは何の事かと首を傾げている。
「アリシアの位置!」
 高町さんという座椅子に座るように、その懐にすっぽりと収まって背中を預けている。見方によっては高町さんがアリシアを後ろから抱きしめているようにも見える。
「え? 定位置だけど?」
 事も無げにそう答えるアリシア。二人がが仲良さげに「ねー」と笑顔を向け合っているのが何だかとても気に食わない。
 ・・・・・・絶対に距離感間違ってるでしょ、それ。
 苛立ちの原因がそれだけでない自覚はある。
 あれから一週間以上も経ったというのに、未だ『高町さん』の壁を越えられずにいる自分の情けなさにも腹が立っていた。
 最近は私が「高町さん」と呼ぶとあからさまに不機嫌そうな表情を見せるくらいのきっかけをくれているというのに。
「いいでしょこれくらい。フェイトちゃんだってヴィヴィオと仲良しなんだし」
 刺々しい言葉ではあったけれど、今私が抱えるもやもやを彼女も感じていたのだと知れば、それ以上言葉は出てこなかった。
「・・・・・・ごめん」
 リニスの咳払いで本題へと戻る。
「さて、ここ一週間のトレーニングでの成果もだいぶ良好です」
 敵側からの接触が無いからといって、こちらが何もしていなかったわけではない。
 二人という利点を活かすために、許す限りの時間を戦闘訓練に割いていた。
 元々の相性が良いのか、彼女が優秀なのか、はたまたその両方なのかはわからないけれど、怖いくらいに私たちの息はぴったりだった。
 訓練というか、確認作業だった。
 私がこう動けば、君はこう動くよね。君がそう動けば、私は次にこうだから・・・。うん、やっぱりそうだよね、そうなるよね。みたいな感じだった。見ているリニスも呆気に取られていた。
「でも今後のことを考えれば、もっと根本的な部分でのパワーアップが必要になってきます」
「基礎体力とか、そういうことですか?」
 現状、私たちの問題はそういうところじゃないということは薄々気付いてはいた。
「いえ、貴女たちは相互理解によって相乗的に力が伸びていくんです。お互いを想い想われる力が強ければ強い程、より大きなパワーを英霊達から得ることが出来るようになります」
「つまり、フェイトちゃんともっと仲良くしろ・・・・・・ってことですか?」
「有り体に言えば、そういうことですね」
 そう言って微笑むリニス。
 それが出来れば、苦労はない。
「なんだー、そんなことなら簡単だよ!」
「本当? アリシアちゃん?」
 アリシアは頷いて、寄りかかっていた高町さんから離れる。
「はい、フェイト。交代!」
 それが今まで自分がいた位置を私に譲る、という意味であることに気付き、頬が一気に熱を帯びる。
「無理! むりむり!」
 突然何を言い出すんだ、この姉は。
 だからそれ、距離感間違ってるんだってば!
「何、フェイト、なのはと仲良くしたくないの?」
「そ、そんなこと言ってない!」
「言ってるよ! 本当はなのはと仲良くしたくてたまらないくせに!」
「そ、そんなことも言ってないよ!」
 むきになるのは図星の証拠だってわかっているのに、肯定することも出来ずにいると、肩に座っていたリンディが息を呑む音が耳に入る。
「・・・・・・リンディ?」
「いけない!」
「海鳴に邪悪な気配が近付いてる!」
 レティが続けざまに叫び、室内に緊張がはしる。
「行こう、高町さん!」
「うん!」
 逃げ出した部屋から「フェイトのばかー!!」と、アリシアの声が響く。
 ・・・・・・違うんだ。
 私はプリキュアのために彼女と仲良くなりたいわけじゃない。
 そう勘違いされるのは、絶対に嫌なだけなのに。
 私の勇気の無さが状況をどんどん悪くしている。
 本当に。私はどうしようもない馬鹿だ。


  ◇

 リンディたちに導かれるままに現場に到着すると、そこには既に見知った姿があった。
「この間はどぉも」
 どうやら、二人の到着を待っていたようだった。
「お礼参りに来ましたぁ」
 笑顔でそう言うものの、目が全く笑っていない。
「・・・・・・気を付けて、前みたいにもう一人いるかもしれない」
「はぁ!?」
 基本的に飄々としている彼女には珍しく感情を顕わにする。
「今日はこっちも本気だっつーの!! 妹の手なんか借りるか!!」
 雪辱を果たさんとするその表情には憎悪が浮かぶ。
「出でよ! オマエラー!!」
 クアットロが手にした蒼の宝石を天に掲げると空は瞬く間に曇天に覆われ、辺りが邪悪な気配で満ちていく。
「フェイトちゃん!」
「うん!」
 なのはとフェイトも互いに手を取り合って、プリキュアへと姿を変える。
 戦闘準備を終えたのはほとんど同時だった。
「ねぇライトニング・・・。何か変だよ・・・」
 キュアステラがいう異変をキュアライトニングも感じていた。
 対峙する化物が発する邪気がこれまでよりも異様に強く感じられる。
「・・・・・・トモダチ ホシーナアアアアアアア!!」
 来る! そう思った瞬間、既に敵は眼前にいて、防御が間に合わないまま突進をそのまま受けて吹き飛ばされてしまう。
「ライトニング!! きゃぁっ!!」
 相方に気を取られている間にステラもまた何が起きたかもわからずに直撃を受けていた。
 すぐさま反撃に出るライトニングだったが、繰り出した攻撃はことごとく受け止められてしまう。
 ようやく届いた一撃さえも相手はびくともせず、驚いている隙にその腕を取られる。
「モウ ボッチハ イヤダー!!」
 そう叫び、力の限り投げ飛ばされる。
「すっごぉーい!! さすがフルパワー!」
 クアットロが歓喜の声を上げる。
 ステラも、彼女に上手い具合にキャッチされたライトニングも既に肩で息をしている。
「強い・・・、今までのとは・・・・・・違う」
「フルパワーって、どういうこと・・・」
「ごめんなぁい。ちょっと本気出しちゃった。まぁ謝っても許さないけど」
 嗜虐的な笑みを浮かべていても、その声は冷酷だ。
「さぁ、容赦なくやっておしまい!」
「ステラ! 二人でいくよ!」
 このために練習してきたんだ。二人の力を合わせれば、何とかなる。
 頷いて同時に敵に向かうものの、結果は変わらなかった。
 先行したライトニングが突きだした拳は受け止められ、振りかざした脚は軽くいなされ、それどころかその爪先を鷲掴みにされてそのまま地面に叩き付けられてしまう。
 蓄積ダメージが一気に限界を超えて、ライトニングは変身が解けてしまう。
「フェイトちゃん、大丈夫!?」
 ステラは慌ててフェイトへと駆け寄る。その隙を見逃す敵ではない。
「ステラ、後ろ!!」
 寸でのところで受け止めるものの、完全に力負けして押されている。このままではジリ貧だ。
「フェイトちゃんは・・・、私が守る!! リンディ!!」
 リンディがステラの紅玉を手にして前に出るとそこに桜色の魔方陣が展開される。
「プリキュア・・・・・・ステラバスター!!」
「ウボアー!!」
 ほぼ零距離での直撃。これで確実に傷は負わせられたはず。・・・・・・だったのに。
「そんなっ!?」
 そんな期待虚しく、吹っ飛んだはずの敵はピンピンしている。
「オマエモ ボッチニ シテヤルー!!」
 そしてステラも力で押し切られて、変身を解かれてしまう。
「あっけなーい。これじゃ本気出した私がバカみたいじゃない」
 不服そうに吐き捨てるクアットロ。
「高町さん!」
 悲鳴を上げる体を無理矢理引きずってフェイトは動かないなのはのもとへと向かう。
 意識はあるようで視線だけをフェイトへと向ける。
「ごめん、私のせいで・・・」
「え、何が・・・?」
「私が調子に乗って先走っちゃったせいで、フェイトちゃんのタイミング狂わせちゃったんだよね?」
 少し間をおいて、彼女が言っていることの意味を理解する。
「ちが・・・っ、そんなこと・・・」
 そんなの、謝られるようなことじゃない。
「わかってたの。フェイトちゃんが私のこと、何度も名前で呼ぼうとしてくれてたこと。でも最後の一押しをしてあげられなかった」
 わかる。わかるよ。君に言われたからじゃなくて、私自身の意志で呼んで欲しかったんだよね。
「ごめん、テスタロ――」
「――だめっ!! 戻っちゃやだ!!」
 嬉しかった。貴女に名前を呼ばれた時、本当に嬉しかったんだ。
「・・・・・・全部、私が悪いの」
 ただ、ほんのちょっとの勇気が無かったばっかりに、彼女をこんな目に遭わせてしまった。
「関係無いんだ・・・」
「フェイトちゃん?」
 こんな私で、ごめん。
「プリキュアとかそういうためじゃなくて、そういうの全然関係無くて、私、もっと・・・」
「はーい、もうお別れの挨拶は済んだかしらー?」
 私、もっと強くなるから。だから―――
「・・・・・・もっと、なのはと仲良くなりたい!!」
 フェイトの叫びに呼応するかのように、二人が手にする宝玉が煌めきながら光を放ち始める。
 動けなかったはずの体が驚く程に軽い。
「なのは!」
 差し出した手を取って立ち上がるなのは。
「フェイトちゃん!」
 頷く、二人。
「オレモ ナカマニ イレロオオオオオオオオー!!」
 二人が手を繋いだ瞬間、放たれた波動に化物は吹き飛ばされてしまう。
「セットアップ、プリキュア! イグニッション!!」
 二人を包む目映い光にクアットロは目を覆う。
「っ!? 一体何なの!?」
 思わず後退ってしまいそうな覇気。
「煌めけ、星の光! キュアステラ!!」
「轟け、裁きの雷! キュアライトニング!!」
そして、二人は声を重ねる。
「「リリカルプリキュア!!」」 
 光の中から現れた少女達は見た目は変わらないのに、どうしてか別人のようにクアットロには感じられた。
「やったわね! 前よりも力が解放されたみたい!」
「心が近付いたから・・・・・・って、貴女たちが一番よくわかってるわよね」
 妖精達の言葉に無言で頷く二人。
「力が・・・、溢れてくる・・・」
「プリキュアってすごい・・・」
 本人達は気が付いていなかったが、髪を結うリボンがステラは黒に、ライトニングは白へと互いに交換されていた。
「何の! こっちだって本気のフルパワーよ! 行けっ、オマエラー!!」
「リアジュウ バクハツシロォー!!」
 ステラとライトニングは一瞬視線を交わして頷き、大地を蹴った。
 ライトニングが先行して仕掛ける。熾烈なラッシュの応酬が始まるが、さっきとは違い余裕が見受けられる。
 タイミングを見計らってライトニングが上空へと飛び上がると、敵の繰り出した拳が空を切る。
 その隙に会わせて後ろから現れたステラが一気にその距離を詰めて、その拳を一気に上方に向けて振り上げると拳は相手の腹部を歪め、そのまま上空へと吹っ飛ばされる。
 そしてそこへ上空から落下してきた勢いそのままに、ライトニングのキックがめり込む。
 流石にさっきとはパワーが違うので敵もダメージを負っているようだった。それでも致命傷まではいかないようで再び立ちあがってこちらへと向かってくる。
「オレノマエデ ナカヨクスンナァァァァァ!!」
 もはや組み合いになっても力負けしていないどころか、押し返せるくらいだ。
 二人で息を合わせ、その力をちょっとだけ弱めるとバランスを崩した敵が前のめりになる。
「はぁぁぁぁっ!!」
 その勢いを利用してそのまま投げ飛ばす。
「今よっ!」
「二人の力を合わせて!!」
 妖精達の呼び掛けに頷いて、二人は変身の時と同様に手を繋ぐ。
 するともう片方の手に、ステラは杖を、ライトニングは斧を構え、それを前方で交差させる。
「プリキュアの名の下に!!」
 キュアステラがそう叫ぶと、二人は桜色と黄金の光に包まれる。
「悪しき魂に救済を!!」
 キュアライトニングがそう叫ぶと、二人は同時に大地を蹴って敵に一直線に向かっていく。
「プリキュア! イノセントデコレーション!!」
 そのまま一気に貫くと、相手は桜色と黄金、二重の螺旋状の光に被われる。
「フゥ・・・」
 そしてその中で浄化され、それぞれの光の残滓が霧散する頃には跡形も無く消え去っていた。
「やったね、ライトニング!」
「・・・・・・よし、取った!!」
 見ると、彼女の手には厄災の原因となっている蒼の宝石が。
「あ、あんたっ! それ返しなさいよ!!」
 狼狽するクアットロにライトニングは威嚇的な視線を送る。
「やるなら相手になるけど、どうする?」
 クアットロは憎々しげに舌打ちを一つ。
「このままじゃ済まないわよっ!!」
 そう捨て台詞を吐いて姿を消した。
 それを確認して元の姿に戻ると、揃って地べたにへたり込む。
 二人での必殺技で思っていた以上に消耗したこともそうだが、予期せぬ強敵を何とか退けられたことへと安堵感の方が大きい。
「よかった~・・・、一時はどうなることかと思ったよ・・・」
「ごめん、私のせいで・・・」
「あ、ごめん違うの! そういう意味で言ったんじゃなくて・・・、ってそもそもフェイトちゃんのせいな部分って全然ないよね?」
「・・・・・・そうかな?」
「うん、そう!」
「ありがとう、たかまちさ・・・」
 言い掛けて途切れたのは、なのはにじとりと睨めつけられたから。
「な・・・、なの・・・は」
「うん、どういたしまして!」
 そう言ってなのははとびきりの笑顔を見せた。


  ◇

 いつの間にか日常っぽくなってしまった、なのはを迎えに行って一緒に登校、を今日もしていると、後ろからそれを冷やかす声。
「今日もお二人さんは朝から仲がおよろしいことで」
 恥じらう二人の姿を予想していたアリサだったが。
「うん、そうだね!」
 そう言ってフェイトの手を握るなのは。
「なのはごめん、それはさすがに恥ずかしいから・・・」
 そう言って、手を放すフェイトになのはが「えー・・・」と不満の声をあげる。
「いちゃいちゃすんな! 朝っぱらから暑苦しい!」
「大丈夫だよー。私、アリサちゃんのことも大好きだから」
 そう言って微笑むなのはに、アリサの顔は見る見るうちに紅潮していく。
「うるさいうるさいうるさい!」
 そう言って、アリサはずんずん先を歩いて行ってしまった。
「待ってよアリサ!」
 と、フェイトが慌ててその後を追いかける。
 なのはとすずかは「もちろんすずかちゃんのことも大好き!」「ありがとう、なのはちゃん」なんて言いながらゆっくりその後をついていった。



(つづくの!)




次回予告

ちょっとタイミングは遅れちゃったけど、今日はフェイトちゃんの歓迎会!
フェイトちゃんとは順調に仲良しゲージ上昇中!!
今日はこのまま何も無ければいいんだけど・・・。

次回、リリカルプリキュア!
『強敵あらわる! 二人の仮面剣士なの!』

リリカルマジカル、がんばります!



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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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高町屋は「魔法少女リリカルなのは」の二次創作を行う創作集団です。【Since 2008.11】

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≪MEMBER≫
高町きよ:高町屋代表。企画・二次原案担当。とにかく筆が遅い。ふと気が付くと、脳内ではなのはとフェイトがいちゃいちゃしている。

木村由宇:高町屋絵師。HP管理人。振り回される方。苦労人。気が付けば一番精力的。どんなに忙しくても締め切りはちゃんと守る。見習え、代表。

幼専士タチバナ:真性のロリコン。ここ最近の高町屋の影の功労者。事務能力皆無の代表をサポートすべく、イベント参加率は絵師より高いかも。

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※高町屋は「健全系」小説・漫画サークルを自称しています。本サイトでは成人向けは取り扱っておりませんが、なのはとフェイトがとてもとても仲良くするような表現が多々見られますので、そういったものはちょっと・・・という方は、ご覧になるのをお控えになったほうがいいかもしれません。
カテゴリ
リリカルプリキュア(2)


【長編】魔法少女リリカルなのはNightmare(59)
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